近年、ARを利用したゲームが注目を集めています。
「ARゲームが気になるけれどまだ体験したことがない」という方も多いのではないでしょうか。
また、「ARを活用したゲームやプロモーションを企画したい」と考えている企業も増えています。
本記事では、ARゲームの仕組みや人気タイトルを紹介するとともに、アプリゲームからWeb上で手軽に楽しめるゲームまで幅広く取り上げます。
さらに、AR技術を活用したプロモーションやビジネスへの応用方法についても詳しく解説します。
Contents
ARゲームについて解説
ARとは？
AR（Augmented Reality／拡張現実）とは、現実世界に映像や音声、3Dオブジェクトなどのデジタル情報を重ねて表示する技術です。スマートフォンやタブレット、ARグラスを使って、現実空間とバーチャルな情報を融合させたコンテンツを体験できます。
最近ではエンタメだけではなく、教育の現場や工場、販売やプロモーション促進などにも利用されています。
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ARゲームとは？
ARゲームとは、現実世界にデジタル情報を重ね合わせるAR技術とゲーム要素を組み合わせ、インタラクティブな体験を提供するゲームです。
スマートフォンやタブレットなどのカメラを通して、ユーザーが実際に見ている世界に仮想オブジェクトを配置して遊べます。
代表的なゲームとしては、「Pokémon GO」や「Pikmin Bloom」などがあります。
VRゲームとの違い
ARは現実世界の中にデジタルコンテンツを重ねて表示する技術です。対して、VR（Virtual Reality：仮想現実）はコンピュータで作られた仮想空間に入り込める技術です。
VRゲームは仮想空間をまるで現実世界のように感じられることが特徴で、バーチャルな世界を360度見渡せるイマーシブ体験を味わえます。
専用のヘッドマウントディスプレイを装着するのが一般的で、ユーザーの動きに連動したリアルな視覚体験が可能です。
一方、ARゲームはスマートフォンやタブレットで手軽に遊べる点が魅力で、ゲームになじみがないユーザーにも体験してもらいやすいというメリットがあります。
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人気のARゲームおすすめ5選
世界中で人気のあるARゲームを5つご紹介します。
どれも無料*で、スマホやタブレットで手軽にプレイできるので、ぜひ試してみてください。
*アプリ内課金あり
Pokémon GO（ポケモン GO）
世界的に大きな話題になったポケモンGOは、現実世界に現れるポケモンを捕まえて育成し、バトルができる位置情報を活用したARゲームです。
世界中のランドマークを巡りながら、ポケストップやジムでアイテム収集や対戦を楽しめます。
定期的なイベントやレイドバトルがあり、長く遊べるコンテンツが充実しているところが魅力です。
Pikmin Bloom（ピクミン ブルーム）
歩くことでピクミンを育て、花を咲かせる癒やし系のARゲームです。
日々の散歩をゲーム化し、プレイヤーの歩いたルートや撮影した写真などを振り返ることもできます。
フレンドと協力して花を咲かせるイベントもあり、緩やかな交流が可能です。
Peridot（ペリドット）
不思議な生き物「ペリドット」と触れ合い、育てていくゲームです。
ペットのようにエサを与えたり遊んだりしながら、個性的なペリドットを誕生させていきます。
制作は『Pokémon GO』で知られるNianticで、個性的な生き物が現実世界に出現するという不思議な体験を楽しむことができます。
Ingress Prime
プレイヤーが2つの陣営に分かれ、現実世界を舞台に陣取り合戦を繰り広げる戦略ARゲームで、戦略性の高さとSF的な世界観が特徴です。
GPSを活用して拠点を占拠・強化しながら世界中のプレイヤーと協力や対戦ができ、コミュニティの活動も活発です。
ドラゴンクエストウォーク
日本の人気RPG「ドラゴンクエスト」の世界を現実の街で冒険できるARゲームです。
プレイヤーは歩きながらクエストを進め、モンスターと戦ったり装備を集めたりできます。
ご当地クエストや限定イベントが豊富で、旅行気分を味わいながら楽しめるのが魅力です。
ARゲームに使われている最新技術
ARゲームには、現実世界とデジタル技術を融合させるために、さまざまな最新の技術が活用されています。これらの新しい技術により、あらゆる表現が可能になり、ゲームプレイの没入感が向上します。以下に、ARゲームで活用される主な技術を紹介します。
1. SLAM技術
SLAM（Simultaneous Localization and Mapping：自己位置推定と環境地図作成の同時実行）とは、カメラを通じて周囲の環境（平面、障害物、奥行き）をリアルタイムで認識し、ARオブジェクトを適切な位置に配置・固定する技術です。
ARゲームの他にも、自動運転やドローン、自律移動ロボット（AGV）などさまざまな分野で使用されています。
2. 画像認識 & オブジェクトトラッキング
カメラを通じて特定のマーカー（二次元バーコードなど）や物体を識別し、デジタル情報を重ねる技術です。ARゲームでは、現実世界の対象物を認識してキャラクターやエフェクトを表示したり、特定のオブジェクトと連動したゲーム体験を提供できます。
3. 位置情報（GPS, コンパス, 加速度センサー）
デバイスの位置や向き、移動を感知する技術です。これらをARゲームに活用することで、ARオブジェクトの配置などを最適化できます。プレイヤーが現実世界を移動しながら、位置情報や移動距離に応じてゲーム内のイベントやオブジェクトにアクセスできます。
4. WebXR & WebARライブラリ
WebXRとWebARライブラリは、ブラウザ上で動作するAR/VR技術を提供するツールです。専用アプリを必要とせず、スマートフォンやPCのブラウザを通じて手軽にAR体験が可能になります。
代表的なWebARライブラリには以下のものがあります。
- 8thWall：高度なWebAR体験を提供
- AR.js：軽量かつオープンソースとして利用可能
ARゲームでは、ユーザーがWebサイトにアクセスするだけで、現実世界に仮想オブジェクトを表示したり、位置情報を活用したゲームを楽しめます。
ARゲームのビジネス活用方法
AR×ゲーミフィケーションによるプロモーション
AR技術を活用したゲーミフィケーション（ゲーム以外の物事にゲーム要素を取り入れること）は、ユーザーにストレスを感じさせず楽しく体験してもらうことができるため、商品やブランドの認知度向上、顧客エンゲージメント強化に役立ちます。
WebARを活用すれば、高額なARアプリを開発せずにAR体験を提供できます。ユーザーもアプリのダウンロードや登録などの面倒な作業が不要なので、気軽に参加できます。
また、SNSキャンペーンや店頭プロモーションとの相性が良く、短期間で効果的な施策が実現可能です。
AR×ゲーミフィケーションの具体例
ARを活用した簡易型ゲームの具体例をご紹介します。
例えば「ARおみくじ」では、スマートフォンを二次元バーコードや対象物にかざすとランダムな結果が表示され、店舗誘導やSNSシェアを促せます。
また「ARクイズ」では、店頭やイベントで二次元バーコードを読み取るとクイズが出題され、全問正解で特典がもらえる仕組みも可能です。
さらに、ゲーム要素の強い「ランダムスロット」では、スロットでキャラクターの絵が揃うと、そのキャラクターのフォトARが表示されます。キャラクターを使用したファンマーケティングやSNSマーケティングにぴったりの施策です。
これらはWebARを使えばアプリ不要で導入可能なため、手軽に参加でき、認知拡大や販促に役立ちます。
プロモーション事例紹介
ゲーム要素のあるプロモーションは、企画の趣旨や内容によってさまざまです。ここでは実際に開催された事例の一部をご紹介します。
不思議な生き物たちと遊べる「海と森のAR探検イベント」
出典：https://promotion.ar-works.jp/20241010-2/
2024年9月に開催された「NoMaps2024」にて、「海と森のAR探検イベント」が実施されました。
ポスターの二次元バーコードを読み込むと、不思議な海や森の生き物たちがARで登場し、アイテム探しゲームや記念撮影を楽しめます。
ARゲームの特性を活かし、現実世界とデジタルコンテンツを融合させた体験型イベントとして、多くの方に楽しんで参加いただくことができました。さらに、アイテムを集めることでプレゼントがもらえる要素も加わり、ゲームとしての要素を高めています。
AR技術がもたらすインタラクティブな楽しさを活用した、地域活性化にも貢献するイベントの実例です。
▼参照
AR探索イベント開催！「NoMaps2024」と協力 | ARWorks
ゲーム感覚で店舗を周遊「ビックカメラのARスタンプラリー」
出典：https://promotion.ar-works.jp/20241022-2/
2024年7月、ビックカメラ渋谷東口店でAR技術を活用したスタンプラリーが実施されました。
店内の5カ所に設置されたチェックポイントを巡り、ARマーカーを読み込んでスタンプを集めることで、ガラポン抽選会に参加できる仕組みです。ゲームの要素を取り入れることで、来店者が店内を楽しく周遊しながら商品に自然と触れられるプロモーション施策となっています。
WebAR技術を活用することで、アプリ不要で手軽に参加でき、他の店舗やイベントにも応用できる柔軟性の高い取り組みです。
▼参照
ビックカメラで店内周遊促進のARスタンプラリーを制作 | ARWorks
ゲーム感覚×ファンエンゲージメント向上「プリキュアARフォトラリー」
出典：https://promotion.ar-works.jp/20240829-2/
2023年11月から2024年1月にかけて開催された「ヨルノヨ2023」にて、「プリキュアARフォトラリー」が実施されました。
横浜駅や大さん橋、中華街など全20カ所で、スマートフォンをかざすと異なるプリキュアキャラクターがARで登場し、一緒に写真撮影が可能でした。位置情報を活用したこの仕組みは、ARゲームと同様に、現実世界の場所を巡りながらデジタル体験を楽しめる点が特徴です。
ファンがキャラクターと特別な思い出を作れるだけでなく、イベントの集客や観光地の回遊促進にも貢献する施策として、多くの来場者に楽しんでいただけました。
▼参照
ヨルノヨ「プリキュアARフォトラリー」へ技術協力 | ARWorks
AR専門の制作チームが全力でサポート
AR WorksはARの制作実績が豊富な専門チームがサポートいたします。「依頼されたものを作って終わり」ではなく、企画から制作、納品まで一貫して対応します。
さまざまな業種のお客さまへARを使った企画やコンテンツを提供してきた経験があるため、課題やお悩みを解決するオーダーメイドな提案をいたします。
企画からご相談いただけます
AR Worksは企画の段階からご相談いただけるため、初めてARを活用する企業様でも安心して導入いただけます。イベント向けのAR体験、商品プロモーション、施設案内など、幅広いシーンで対応可能です。企画イメージや制作期間、料金など、お気軽にお問合せください。
AR Works実績紹介
AR Worksで制作した実績は以下でご覧いただけます。プロモーションやイベント、認知集客などさまざまなシーンをご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。
▼実績一覧｜AR Works
https://promotion.ar-works.jp/achievement
ARゲームまとめ
ARゲームは、現実世界にデジタル情報を重ねる技術を活用し、位置情報や画像認識などの最新技術を活用しています。「Pokémon GO」や「Pikmin Bloom」などが代表的で、VRゲームとは異なり日常生活の中で手軽に楽しめる点が魅力です。
また、AR技術はゲーム以外にも活用されており、ゲーミフィケーションの手法を取り入れることで、プロモーションやイベントの体験価値を向上させることが可能です。例としては、ARスタンプラリーやフォトラリーなどは、遊び感覚で楽しみながら参加できる施策として、集客やブランドの認知向上に貢献します。
プロモーションやイベント、マーケティング施策で差別化をお考えの方は、没入感のあるエンタメ体験が提供できるAR×ゲーミフィケーションを取り入れてみてはいかがでしょうか？
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AR・XR企画アイディア6選
「今すぐ活用できるARプロモーションの企画アイディア」をご紹介しています。
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エンタメ業界におけるARを活用したプロモーション事例やメリットなどをご紹介しています。
