大きな看板やパネルなどを設置しなくても、スマホで簡単にフレームやキャラクターと写真撮影ができるARフォトフレームは、観光やファンマーケティングの一環としてよく利用されています。
本記事では、近年注目されているARフォトフレームについて、事例や効果的な活用方法などをわかりやすく解説します。
Contents
ARフォトフレームとは?

ARフォトフレームとは、AR(Augmented Reality:拡張現実)を活用したフォトフレームです。スマートフォンのカメラで二次元バーコードやARマーカーからURLを読み込むだけで、簡単に画像・動画・3D素材を使用したフレームやフィルターを利用できます。写真だけでなく動画撮影も可能なので、キャラクターと一緒にダンスを踊ったり、クイズで遊んだりもできます。
▼参照
ARフォトフレームの活用事例
観光やエンターテインメント、ブランディングなどさまざまな分野で利用されているフォトフレームの活用事例をご紹介します。
ヨルノヨ「プリキュアARフォトラリー」

横浜市のイルミネーションイベント「ヨルノヨ2023」は、アニメ「プリキュア」シリーズのコラボレーションによるARフォトラリーイベントを開催しました。
GPSを利用した位置情報制御によって、全20カ所でそれぞれ異なるキャラクターと写真を撮れるラリー形式となっています。横浜駅や大さん橋、横浜中華街など、指定されたエリアを巡ってプリキュアと写真を撮ることができるため、回遊・周遊性やファンエンゲージメントの向上に有効な企画となっています。
▼参照
平井 大ビーチフェスイベント「THE BEACH TRIP 2024」

2024年4月〜5月に行われたシンガーソングライター平井 大のビーチフェスイベント「THE BEACH TRIP 2024」にてARフォトフレームが公開されました。
オフィシャルアプリから起動できる限定コンテンツとなっていて、画面内に表示されるオリジナルキャラクターと撮影ができます。会場限定で利用可能となっており、日ごとにキャラクターのカラーが変わるため、ライブに来たファンが、イベントの大切な思い出を写真に残せるようになっています。
オフィシャルアプリ限定での公開なので、ファンのエンゲージメントを効果的に高めるコンテンツとなっています。
▼参考
カルビー「Jagabee 『Green Project』」

カルビー株式会社は環境配慮の活動推進に取り組む「Green Project」として、人気のスナック菓子「Jagabee(じゃがビー)」と「ムーミン」のコラボレーションを行いました。
「Green Project」では森林保全活動の支援や、石油由来プラスチックを削減した新包装形態へ切り替えるなどの取り組みが行われており、このコラボレーションでは限定デザインのパッケージ販売やARフォトフレーム公開などのキャンペーンが開催されました。
企業としての取り組みや商品についての認知・理解をユーザーに促進したい場合、SNSで拡散が促せるARフォトフレームは効果的なキャンペーンとして活用できます。
バンダイ「たまごっちのおみせ」

株式会社バンダイ トイディビジョンは、たまごっちのオフィシャルショップ「たまごっちのおみせ」において、限定ARフォトフレームを配布しました。
店内に設置された二次元バーコードを読み込むと、たまごっちの中にいるような写真が撮影できるというフォトフレームです。
実際に店舗に行かなければ撮影することができないため、来場者の促進やファンマーケティング、オープン記念に最適な施策となっています。
ARフォトフレームをビジネスで利用するメリット

活用事例でご紹介してきたイベントやキャンペーンには、ARフォトフレームをビジネスで活用するヒントがちりばめられています。プロモーションとして上手に活用していくために、ARフォトフレームのメリットを以下で解説していきます。
ブランド認知度の向上
ARフォトフレームはユーザーが楽しみながら写真撮影やSNS投稿を行うことができます。そのため、従来の広告やプロモーションと比べて企業と顧客の双方向の関係性が強くなり、ユーザーはブランドへの親近感や愛着を持ちやすくなります。
また、SNS投稿のしやすさから、ブランドやキャンペーンの拡散が期待できます。
顧客エンゲージメントの向上
自社ブランドやコンテンツ、IPコラボなどを活用したキャンペーンでも、ARフォトフレームは効果的です。作品の世界やキャラクター、実際のスポーツ選手などをARフォトフレームに用いることで、ファンエンゲージメントを高めることができ、さらにはSNS投稿などによるUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)を促進できます。
来場者の獲得や周遊率・回遊率の向上
実店舗やイベント、観光地などでキャンペーンを行う場合、現地や会場でしか利用できないオリジナルなARフォトフレームを設置することで、顧客の来訪を促すことができます。
また、複数の場所に設置することで、周遊率・回遊率の向上にもつながります。
データ分析と施策改善
ARフォトフレームはユーザーの利用状況が取得できます。そのため、収集したデータを活用して今後のマーケティング施策の最適化や新規施策の設計を効果的に行うことができます。
導入の手軽さと経費削減
ARフォトフレームは二次元バーコードがあれば撮影できます。簡単なチラシやポスターがあれば実施できるため、現地に大きな看板やパネル等を設置したり、ユーザー一人ひとりにフォトフレームや動画を配布する作業が不要になり、設置費用や人件費削減につながります。Web ARを利用したフォトフレームであれば、高額な専用アプリの開発も不要です。
また、一般的なスマートフォンのブラウザで起動できるため、ユーザーにも気軽に体験してもらうことができます。
感動を残せるARフォトフレームでプロモーションを簡単に

ARフォトフレームはカスタマイズ性が高く、ターゲットに合わせたデザインを手軽に実現できるため、ユーザーに「体験してもらうこと」と「思い出を残してもらうこと」を低コストで提供できます。そのため、ユーザーが写真撮影後すぐにSNSへ共有し、その瞬間の感動を広く拡散してもらうことが期待できます。
ユーザーに「驚き」と「感動」を与えるプロモーションを簡単に実現できるため、ブランドやイベントなどへの愛着を深めることができます。
AR専門の制作チームが全力でサポート

AR WorksはARの制作実績が豊富な専門チームがサポートいたします。「依頼されたものを作って終わり」ではなく、企画から制作、納品まで一貫して対応します。
さまざまな業種のお客さまへARを使った企画やコンテンツを提供してきた経験があるため、課題やお悩みを解決するオーダーメイドな提案をいたします。企画イメージや制作期間、料金など、お気軽にお問合せください。
ARフォトフレームのサンプル
お手持ちのスマートフォンのカメラで以下の二次元バーコードを読み取っていただくと、AR Worksが制作したARフォトフレームのサンプルをお試しいただけます。


ボタンをタップするだけでフレームを変更したり、気分次第でスタンプを押すことができる楽しいフォトフレームです。
ARフォトフレームは柔軟性がありさまざまな機能を持たせることができるため、他社とは違うオリジナリティのある企画が実現できます。
▼Web AR | AR Works
ARフォトフレームのまとめ

ARフォトフレームは画像や動画、エフェクト等を写真に重ねる技術で、スマートフォンやタブレットのカメラで簡単に撮影できます。
低コストで柔軟性のあるコンテンツを作成することができるため、事前に企画の目的やターゲットを明確にしておくと効果的なプロモーションが実施できます。
アプリのインストールやログインなどの面倒な手順は不要で、お手軽に参加する事ができるため、商品販促やイベント、観光、ファン向けの施策など多様なシーンで活用されています。
ブランド認知やファンエンゲージメント向上、SNS拡散を狙ったプロモーションを実施してみたい方は、新たな企画の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?
成果につながりやすい会社選びのポイントとは?
【2025年最新】ARフォトフレーム制作会社のおすすめ7選!
ARフォトフレームを制作している会社を7社、それぞれの強みとなるサービスや特徴、予算など気になる点を徹底比較紹介しています。
ARフォトフレームを検討してみたい方、どのような観点で会社を選べばいいかわからない方はぜひ参考にしてみてください。